01 デスノートの使い分け

罪人は心臓麻痺で、道徳のない者を病死や事故死で消す月。この使い分けは「悪人は消される」という恐怖感を煽り、人々の良心を喚起させる目的によるもの。

02 キラの居場所を特定

Lは世間に知られていない死刑囚のリンド=L=テイラーを代役としてテレビに出演させ、キラを捕まえると宣言させた。月はこの挑発に怒り彼を殺害してしまうが、実はこれはLのキラの能力を確認する実験。月が策に載せられた結果、Lはキラの殺害には顔が必要という条件を知る。さらにLは放映地域も時間ごとに変化させるという二重のトリックも用意。これでキラの潜伏先まで特定しようという大胆な作戦だった。

03 警察の捜査を撹乱

ノートの力で犯罪者を1時間ごとに殺害する月。これは警察情報が自分に漏れていることをLに示し、Lと警察組織に互いの探り合いを起こさせる為である。

04 引き出しの二重底

デスノートを隠すために設置した、机の引き出しの二重底。ボールペンの芯を使った特定の手順を踏まないと、発火してノートを隠滅してしまうというトラップ。

05 ダイイングメッセージ

デスノートの人間を操る範囲を、どこまで可能か実験する月。その際操った人間にLに呼びかけるダイイングメッセージを書かせる。Lの捜査を混乱させるため。

06 尾行者の正体を暴く

FBIの尾行者の名前を入手する為、デスノートで犯罪者を操る作戦。バスジャックという非常事態は、正義感ある捜査官につけ入るには絶好の舞台だった。

07 穴の開いたファイル

自分が顔を知らない複数の人物を殺す為、月が発案した恐るべきトリック。それは死因や時間をあらかじめ記入したデスノートを、対象を知っているレイに持たせて名前を書かせるというものだ。穴の開いた封筒は、不要な部分をレイに見せないためのもの。さらに名前の記入順をレイに託す為、対象の死亡時間は完全にランダムに。これにより、キラと接触した捜査官の判別を困難にさせるという効果も狙っている。

08 本当の捜査本部

キラの能力を推理し、Lが考案した操作システム。捜査本部の本当の場所・メンバーは、以降完全に秘密扱い。全てはキラの能力から身を守る為のものである。

09 キャッチセールス話術

南空ナオミを危険と感じた月は、巧みな話術で情報を引き出そうとする。自己紹介で名前の書き方まで説明したのは、つられた相手に名前の表記を喋らせる為。

10 偽名

独自の推理で「キラの殺人には名前が必要」と気付いたナオミ。この偽名を名乗るという策は、単純だが非常に有効。Lも操作システムに真っ先に取り入れた。

11 偽名の警察手帳

偽名の書かれた身分証明書で、Lが一番最初に用意したもの。まさか警察官自ら偽造の手帳を使うとは・・・という心理的盲点も、若干は狙っているのかも知れない。

12 発信器のバックル

Lが総一郎ら捜査員たちに渡したベルト。発信器が仕込まれており、バックルを2回押すとワタリの携帯に緊急信号が届く。遊び心溢れるワタリの発明品である。

13 盗撮カメラ

キラの可能性がある容疑者を対象に、Lが設置させたもの。その数は月の部屋だけで64個!しかも24時間体制。わずかな疑惑も見逃さない徹底した捜査だ。

14 戸締りのチェック

蝶番にシャープペンの芯を刺し、さらにドアノブの角度を調整することで、侵入者の有無をチェックする月の生活習慣。警戒がバレるせいか、鍵は使わないようだ。

15 グラビア誌の隠し場所

百科辞典等の箱を利用し、その中にグラビア誌を隠すテクニック。彼がこのようなものを部屋に置くのは、いざ監視された際、戸締りを気にしている理由にするため。

16 死神を使ってカメラ探し

監視カメラを調べる際、月は普通の人間には姿が見えないリュークを使う。本来なら死神は手伝うことはないが、彼が好きなリンゴを使う事でうまく従わせた。

17 偽のニュース速報

「ニュース速報」という国民の情報源を使い、キラを牽制する策。Lはこの虚偽報道で、容疑者・月の反応を観察する。さほど大きな効果は得られなかった。

18 死角からの裁き

キラの裁きが行われる時、監視下の月に不審な動きが見られなければキラの疑いは晴れる。監視をかいくぐり疑惑を反らす為、月が活用したのは何とポテチの袋。こんな時を予想して戸棚のポテチの袋の中に、小型テレビとノートの切れ端を入れて準備していた。誰かに開封される危険もあったが、自分しか食べない味の袋を選択することで回避。かくしてリュークに調査させたカメラ位置を元に、死角から犯罪者を裁く。

19 L の宣言

月に近づく為、同じ大学に入り、正体を打ち明けるL。これは顔が割れても、名前を知られなければ殺されないと確信した上での行動。リスクは高いが効果的。

20 テニスでプロファイリング

テニスのプレイスタイルで月の性格を分析しようとするLの策。相手の反応でキラとの関連性を推測するのだが、実はこのテニスの本当の目的は別にある。

21 月への疑惑発言

月の考えを読んだ上で、捜査の主導権を握らせない様に先手を打つためのもの。月の頭脳を捜査に活かすと共に、ボロを出さないか観察する一石二鳥の策だ。

22 プリントナンバー

囚人のダイイングメッセージが写された写真。殺された順に月に並べさせ、キラとしての状況証拠を固めるトラップだ。裏のプリントナンバーにも工夫が。

23 強引な 4 枚目

最後のメッセージ写真は、実はLの作り物だ。これをキラが見たら、過剰な反応をするかもしれない・・・と、月の反応を観察する為にわざわざ作成したらしい。

24 キラのビデオテープ

第二のキラによる、警察にキラ肯定を呼びかけたビデオテープ。全部で4巻あり、警察の回答に対応したメッセージが、それぞれの巻に収録されている。

25 護送車で突入

キラが監視するさくらTVに突入する際に、総一郎が取った作戦。一見感情的な行動に見えるが、窓のない護送車を選ぶあたり、ちゃんと対策は考えている。

26 正義の盾

さくらTVの前に集結した機動隊が作った盾の壁。キラの目から総一郎を隠す為の処置だ。NHNアナウンサーはこれをキラに対抗する「正義の盾」と表現。

27 ビデオの推理

これまでの事件の資料を見せ、月のキラ疑惑を判定。月が偽キラの存在を示さなければ疑惑濃厚で、示した場合は持論が強化。どう転んでもLが得する様に・・・。

28 本物のキラ

キラを握った第二のキラへ呼びかけ。キラ、あるいは第二のキラが反応し、その失策を期待しての作戦だ。高クオリティとされるCGは、松田のセンス・・・。

29 ビデオ送付の偽装工作

海砂がさくらTVに送ったビデオには、歩く風雅。使用するビデオや封筒は、友人を騙して用意させたもので、海砂自身の指紋はついていないのだ。しかし・・・。

30 暗号の手紙

海砂が作った月への日記風メッセージ。「友人と青山で待ち合わせ。ノートを見せ合う」が本命の情報で、残りは捜査を混乱させる為のフェイクになっている。

31 リュークの姿を隠す

集団で行動し、死神が見える人物からリュークが誰に憑いているかを隠す策。ただ、海砂がリュークを見るには月のノートに触れる必要がある。あくまで保険?

32 変装

月を探す為、セーラー服とカツラ、眼鏡で変装する海砂。大胆・・・そして大雑把な行動が多い彼女だが、ここでは意外と慎重な一面も見せている。

33 複数の女

月が複数の女性と付き合うのは、海砂が最近接触した第二のキラと怪しまれるのを防ぐ為。しかし交際が派手になった事が模木の目に留まり、墓穴を掘った感も。

34 L は数人の捜査団

月にとって竜崎が本当にLの一員だとしたら、殺すと他のLにキラだと疑われてしまうので下手に手は出せない。実際はハッタリだったが効果は絶大だった。

35 海砂の携帯を奪う

月と海砂は必ず情報交換を行っているはず。そう考えたLは海砂の携帯を奪い、月からの電話に無言で出て、重要証言を得ようと画策。トリックじゃない・・・?

36 ノートのシャッフル

憑く死神の変更等を含んだノート交換。竜崎の名前を見た海砂に、解放後に記憶を戻させ竜崎を殺すのが最大の狙い。月の思慮深さが実感できるトリックだ。

37 偽のルール

月はノートが捜査本部に渡った場合を想定して、リュークに2つの嘘のルールをノートに書かせておいた。このトリックは、Lですら従うしかなかった。

38 記憶喪失

「所有権を放棄すると記憶を失う」というルールを使い、月と海砂は監禁時にノートに関する記憶を消去。最終手段ではあるが、これで自白を取られる事はない。

39 総一郎の芝居

「キラ容疑をかけられた息子と心中する」という設定による、総一郎迫真の演技。月がキラなら、この状態で力を使わないはずはないと考えた上でのLの作戦だ。

40 手錠

月に対する疑惑を捨てきれない竜崎が、24時間月を監視するためにつけたもの、長いチェーンで自分と月を繋ぐ事により、不穏な行動を察知しようという策だ。

41 相沢の本心を試す

嘘をついて人の様子を窺うのはLのいつもの手段。この時は捜査員たちに撤退を勧め、本当にキラと戦い続ける意思があるかどうか、再び確認するものだった。

42 エラルド=コイル

Lは自分を探る敵を排除するため、エラルド=コイルという「人探しを得意とする」探偵の名前も持っていた。大抵の敵は、架空のコイルを通じて発見される。

43 日常会話で SOS

ヨツバ幹部に発見された松田を好く歌m、遊びの誘いを装って状況確認。会話内容は総一郎のマネらしいが、見守る総一郎の表情は、微妙に複雑な様子である。

44 松田の投身

ヨツバ幹部に顔を見られた松田は、おそらくヨツバキラに殺される。それを防ぐためには事前に皆の前で死ぬしかないと考え、 L が授けたトリックだ。海砂の事務所でヨツバ幹部全 員を接待し、彼らの目の前で松田をベランダから落とさせる。松田は下の階のマットで救出され、地上には死体を演じるアイバーを配置。これでヨツバ幹部は松田の死を確信。翌日の新聞の記事欄に死亡記事を掲載するなど、念を入れる事も忘れない。

45 L を継ぐ

キラが警察を動かせる L の座につけば、まさに最強の状態。月に L の継承を聞けば、必ず飛びついてくると L は考えた。しかし、月はその思惑を即座に看破。

46 ヨツバの面接

ヨツバが海砂を、イメージガールに採用するために行われた面接・・・というのは建前で、海砂はキラの情報を、ヨツバは L の情報を入手する事が双方の目的だった。

47 ナースに変身

単独で火口を調査する為、海砂が模木の護衛を振り切る際に使用したトリックだ。外部協力者と服を交換し、そのまま入れ替わって離脱。単純だが、意外と効果的だ。

48 火口の自白を誘導

自分が第二のキラだと告白すれば、火口も正体を明かすと考えた海砂。死神・レムの協力でキラの力を実演し、その流れで火口に自白させる事に成功する。

49 さくら TV で暴露番組

ヨツバキラの殺しの手段を確認し、そのまま火口を捕獲する一大ミッションだ。さくら TV の特別番組に死んだはずの松田を出演させ、キラの正体の暴露をネタに火口を誘い出すという内容。的確な行動予測の結果、計画通りに火口はおびき出され、その途中でデスノートの使用まで見せてしまう。しかし、「死神のノート」という驚異に L たちは対応しきれず、結果後手に回ってしまう場面も。

50 スモーク張りのパトカー

警察が「顔だけで殺せる」キラの対策として、かねてから考案したパトカー。窓ガラスにスモークが張られており、外から車内が見えない様になっている。

51 腕時計の仕掛け

ノートの切れ端が仕込まれた月の時計。特定の捜査をすることで底の部分がスライドし、秘密の隠し場所に。切れ端の他、血文字を書く為の針も入っている。

52 L とレムを始末

月は海砂が再び疑われる状況を意図的に作り出す。これは海砂に好意を持つレムに、彼女を守る為に L を殺させ、さらにレム自身も始末する事が目的だった。

53 データ・デリート

万が一の時、 L の極秘情報を消去する為のシステム。一定時間パソコンに触れないか、キーボードの特定のボタンを押すと内部のデータが消えてしまうのだ。

54 カウントダウン

L とロジャーの、定時連絡の役割を持つシステム。 L が専用のパソコンに一定期間触れないでいると、カウントダウンが開始。ゼロは L の死亡を意味する。

55 携帯共有システム

月の所属する部署で開発された携帯の通信技術。特定の番号に電話をかけると、選択した全ての携帯で会話が聞ける様になる。メロからの電話の際等で活躍。

56 ハイジャック

護衛を振り切り、総一郎を取引場所まで連れ出すための策。あらかじめ機長も実行犯に加えられており、この点で通常のハイジャックとはやや性質が異なる。

57 取引の扉

マフィアが麻薬の取引等に使っている回転式扉。ガラスの穴に取引物を入れ、相手が承諾したら扉を動かす。これで双方が、取引物を同時に入手する事ができる。

58 ミサイルでノート運搬

メロがノートを運搬させるために用意したミサイル。ミサイルは信管が抜かれており、着弾しても爆発しない様になっていた。レーダー追尾不可能という点が強み。

59 一人二役

L とワタリの死亡を隠すため、二人の役をこなす月が発案した装置。ボタンを押すことで瞬時に音声を切り替えることができる。二人の死亡を知る相手には意味がない。

60 死神の目で所有者探し

ノートの所有者の写真を死神の目で写真を見た場合、確認できるのは名前だけで、寿命は見ることはできない。この現象を利用し、海砂はメロ側の所有者を探した。

61 マフィアの居場所を特定

ノートに名前を書かれた者は、不自然でない範囲で操る事が可能。メロ側のノート所持者を知った月は、このルールを活用して居場所を海砂に伝えさせる。

62 ヘルメットの飛翔

大統領の紙幣を借りて、ノートを武力で奪い返そうと計画する月。だが、メロ側もその可能性については対策済みで、普通の人間には姿の見えない死神・シドウをアジトの見張りにつけていた。隠して大統領の突入部隊が踏み込んだ時も、メロはシドウに舞台の顔をさらさせ、監視映像からデスノートで安全に始末する事ができた。そしてその時の様子たるや、ヘルメットがひとりでに飛翔する、実に不気味な光景だった。

63 ノートを使って記憶保持

ノートの所有権を放棄すると記憶は失われるが、使ったことのあるノートに触れていれば記憶は保持可能。月は海砂のノートを体に密着させ、記憶が飛ぶ事を防ぐ。

64 海砂のキラ役

月は極秘でキラの音声装置を製作。それはキーボード操作で声が出るという便利なものだ。これで海砂はキラとして総一郎と会話し、さらに月のアリバイも証明。

65 キラの使い

捜査本部にノートを送り、所有権を得た者にリュークを憑かせる。月の指示で二冊のノートに憑く事になった状況を利用。シドウの一件を理由に協力させた。

66 死神の目で突入合図

死神の目は、死亡者の名前と寿命は見えないという特性を利用。マフィアの大半のメンバーをノートで殺し、その混乱に乗じてノートを奪還するという作戦だ。

67 死んだフリ

捜査本部から身を守る為の、マフィアの一員・ホセの行動。結果的に上手く死亡者に紛れ込めたのは、周囲が皆、心臓麻痺で外傷がなかった為かもしれない。

68 アジト爆破

窮地に陥った時の事を考え、アジト爆破用の火薬を仕掛けておいたメロ。一見自暴自棄とも思えるが、一方で生存の可能性もしっかり計算していたと考えられる。

69 バスルームで密談

ハルはメロとの密談場所にバスルームを選択。カメラ設置を命じられており、そこが唯一のプライベート空間だからだ。だがニアたちには即座に不審に思われた。

70 最初の代弁者

キラの言葉を世界に伝える為、月は出目川を代弁者に選ぶ。より早く民衆をキラの味方につけ、圧倒的な世論でニアたち SPK を抹殺する事が狙いであった。

71 模木の尾行

メロに呼び出された模木を、監視カメラを持った相沢たちに尾行させる月の指示。メロの顔を映す事ができれば、別所にいる海砂にメロを殺させる予定だった。

72 間違い電話

SPK 本部を訪れた模木が L 本人であれば、顔を見せるのは危険。そう考えたニアは、 L に間違い電話をかけ「模木≠ L 」を確認。手軽かつ迅速な確認方法だ。

73 ニアへの手土産

メロは模木をニアに渡し、自分は携帯でやりとりを聞く。これならリスクを犯さずに重要な情報だけを入手できる。ただ模木が沈黙を守ったのは計算外だった。

74 暴徒の突入

キラ崇拝者を利用して SPK 本部を襲撃させる策。しかし実際は、ただ暴れたい者や崇拝者に連れられた物も多かった為、統率力は弱くそこをニアに突かれた。

75 L の遺産

L から譲り受けた莫大な金をビルから降らせ、混乱に乗じて脱出を図るニアの策。非常に大胆な作戦で、それだけなりふり構えない過酷な状況だったと言える。

76 ニアの嘘

ニアは日本捜査本部に、模木が心臓麻痺で死亡したと嘘をつく。日本捜査本部内に猜疑心を再燃させ、内部情報を手に入れる為だ。結果、相沢が証言に乗り出す。

77 魅上にノートを渡す

月は海砂にノートの所有権を放棄させ、ミカミにノートを渡す。これは自分たちが動けない状況が訪れる事を察知し、全くの別人にキラの代役をやらせる為だ。

78 マットを煙に巻く

模木が海砂と日本に戻る際、監視に配慮して行った策。宅配トラックで入り口を隠し、悟られずに撤収するというもの。簡単だが、意外にもマットがひっかかる。

79 二人目の代弁者

魅上は出目川に次ぐキラ代弁者として、キラ崇拝者の高田を指名。月と同様に魅上も代弁者の必要性を感じ、それは月の代役として優秀であった事の証明でもある。

80 神との会話

神の証を求められた月は、ノートを送った日付と便箋の枚数で証明。それはあらゆる状況を克明に記憶する月の知力と、それを悟れる魅上の機転で可能となった。

81 筆談でのやりとり

盗聴の監視の下、月は筆談で高田と裁きの打ち合わせを行う。トリック自体は単純だが、それだけ日本捜査本部が月のいいようにあやつられていたという事であろう。

82 偽のノート

ニアたちを欺く為に、月は本物と酷似したノートを魅上に作らせる。以後偽物を目立つ電車内等で使わせ、ニアの注意をそちらに引く大胆な作戦である。

83 独り言

監視を承知の上で、魅上に死神が憑いていない事を匂わせる。これは「魅上のもつ(偽物の)ノートに隙がある」と仕向ける為の行動で、ニアも騙されていた。

84 筆談を見破る

筆談疑惑を調査する為、メモ帳の裏に爪跡を残し、紙の消費量を確認するという策。結果、確かに筆談は確認できた・・・が、それは何の意味もなさなかった。

85 ノートの差し替え 1

魅上がジムにいる時にロッカールームからノートを奪い、ページの差し替えを実行。短時間での丁寧な仕事にジェバンニの能力の高さを窺い知る事ができる。

86 ノートの差し替えを確認

魅上は月からの指示で、ノートのすり替えの形跡を常にチェックしていた。そして確認の際には顕微鏡まで使用するという、実に徹底した仕事ぶりであった。

87 全員の抹殺

YB 倉庫での対面の際、魅上に全員を殺させるという最後の策。これ自体は単純だが、この対面を実現させるには、偽のノートによる長期間の準備期間を要した。

88 ノートの差し替え 2

ニアは最初のノートのすり替えの後、さらに貸金庫の本物のノートもすり替えさせた。メロや魅上の動きにより、本物のノートの存在に気付くことができたのだ。その結果、魅上の書いた「月以外の全員の名前」が確固たる証拠となり、月は自分の策を利用された形で敗北してしまう。この最後の策では、月とニアの間で熾烈な読み合いが行われたが・・・結局勝敗の鍵を握ったのは、メロの行動や魅上の失敗等、数々の不確定要素だった。

89 血の書き込み

相手の隙を突きつつ、隠し持ったノートの切れ端に名前を記入・・・万策尽きた月の最後の行動。これまでのスマートなトリックからかけ離れ、もはや無策に近い。


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